できることは続けたい

できることは、自分で続けたい。でも、つらい作業は誰かに頼みたい。親がそう感じているなら、どんな手伝いがあるか聞いてみるところからです。

要支援で利用を相談できる支援

介護予防サービス、総合事業、地域包括支援センターの役割を確認し、自治体ごとの違いに注意します。

担当者に伝えたい日々の不便

担当者に伝えたい日々の不便

要支援で考えること

要支援は、身の回りのことをすべて介助する段階というより、今できている生活をできるだけ続けるために支援を組み立てる段階です。介護予防や日々の生活支援を相談できます。転倒を防いだり、外出を続けたりするための助けも考えます。

使えるサービスや手続きは自治体や本人の状態によって異なります。認定結果を受け取ったら、地域包括支援センターなどで、どんな支援が合うか相談します。

要支援の段階で整えると、家族も親も慌てにくい

買い物や掃除、外出で困ることがあれば相談できます。服薬や通院のことも、小さいうちから助けを頼めると、家での暮らしを続けやすくなります。

相談できるサービス例

支援の種類 役立つ場面 確認したいこと
訪問型サービス 掃除、買い物、調理などが負担になってきた 対象になる内容、回数、自己負担
通所型サービス 外出機会、運動、入浴、交流を作りたい 本人が通いやすい場所か、送迎の有無
福祉用具・住宅改修 手すり、段差、転倒が心配 介護保険の対象になるか、事前申請の要否
見守り・生活支援 遠方の家族が日常の変化を知りたい 自治体サービスと民間サービスの違い

家で見直すこと

要支援になったら家で見たい場所

要支援になった親の家の中を確認する線画イラスト
要支援の段階では、転倒予防と生活動線の見直しが大切です。

家族の関わり方

  1. できないこと探しにしない

    親が自分で続けたいことは、そのまま続けてもらいたいです。大変な作業はどれかを聞いて、手伝いを相談します。

  2. 支援を試してから見直す

    最初から最適なサービスを選ぶのは難しいため、本人の反応を見ながら調整します。

  3. 将来の話を少しずつ始める

    要支援のうちに、介護度が上がった場合の相談先や家族の役割を話しておくと安心です。

次の行動

介護の入口を整理する

要支援になったら、サービスだけでなく、家族の役割と相談先もあわせて見直します。

介護の始め方へ

要支援のうちに続けたい暮らしを聞く

要支援は「まだ大丈夫」という意味ではなく、今の暮らしを続けるために早めに整える段階です。何を自分で続けたいかは、親に聞かないと分かりません。買い物や人に会う楽しみは続けたいのかもしれません。料理は自分でしたいけれど掃除は頼みたい、という希望もあります。親が何を大事にしているかを聞きます。

家族がよかれと思って全部代わりにすると、親の生活リズムや自信を奪ってしまうことがあります。できないことを数えるより、できることを続けるために何を足すか、という視点でサービスを考えます。

掃除を手伝ってもらうなら、危ない場所や重い作業から頼むこともできます。ただ、親が触られたくない場所は聞いておきます。買い物の配達を試すなら、注文から受け取りまで一緒にやってみたいです。

外出が減っているなら、通いの場やデイサービスについて相談できます。親が乗り気でなければ、嫌な理由も聞いてから考えます。

介護予防ケアマネジメントで確認すること

要支援1・2の段階では、介護予防や生活支援をどう組み合わせるかが大切です。地域包括支援センターなどに相談するときは、サービス名だけでなく「本人が続けたい生活」と「悪化を防ぎたい場面」を一緒に伝えます。

買い物や掃除、入浴で困ることが増えたら、担当者へ話します。外出しづらくなったり転倒が増えたりしたときも、支援を見直す相談ができます。

通いの場や配食、見守りへの希望を伝えます。移動の支援も必要かもしれません。本人が通えず家族の負担が増えているなら、そのことも相談します。利用後に疲れすぎたり強く嫌がったりする場合は、送迎や事業所との相性も含めて話します。

利用できるサービスや総合事業の内容は自治体によって異なります。認定結果だけで判断せず、地域包括支援センターに「今の状態で何を優先するか」を確認してください。

迷ったときに相談できる相手

注意

利用できる支援や費用は、親の状態や自治体によって異なります。申し込み前に、親の住所地の地域包括支援センターや担当者へ確かめてください。

公式情報・公的窓口

一度試してから続けるか決める

要支援段階のサービスは、本人が「自分にはまだ早い」と感じることがあります。その場合は、長く続ける前提ではなく、一度見学する、一回だけ使う、短期間だけ試すという形にすると受け入れやすくなります。

試した後は、便利だった点だけでなく、嫌だった点も聞きます。送迎が疲れる、知らない人が家に入るのが苦手、時間が合わないなどの不満は、サービス調整の大事な材料です。

一度合わなかったサービスでも、曜日、担当者、利用目的を変えると続けやすくなることがあります。嫌がった理由を責めずに聞き、窓口へそのまま伝えます。

本人の納得がないまま支援を増やすと続きにくくなります。小さく試して、合わなかった理由を次の相談に生かします。

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